As Usual
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江戸時代末期、安政の大地震が起きている。当時は黒船が来航し、世の中は揺れていた。
安政大地震の後、「鯰絵」というのが大いにはやった。鯰が地震を起こすという俗信に基づいて描かれたものだ。その中に地震とアメリカをモチーフにしたものがある。「安政二年十月二日夜大地震鯰問答」と題されている。 ここでは、地震を表す鯰がアメリカを表すペリーと「首引き」(問答)の勝負をし、行司役の左官(コテが見える)が鯰に軍配を上げている。 現在、空母 ロナルド・レーガンや無人偵察機グローバル・ホークが出動して東北関東大震災と原発事故に関する後方支援を日本に行っている。江戸時代と状況はまったく違うが、奇しくもアメリカ軍(ペリーは海軍)と地震の縁が再び蘇ったことになる。 今回の勝負では是非とも鯰に負けてもらわねばならない。 ![]() なまづ ヤア、あめりかのへげたれめ、此日本をばかにして、二三ねんあとから、おしをつよくもきやアがる、うぬらがくるので、江戸のまちがそうぞうしい、やくにもたたねへ、かうゑきなんぞ、とりかへへいハよしてくれ、江戸中あるく、あめうりでたくさんだ、用ハねへから、はやくしりにほをかけて、かぢをなをして、さっさと立され立され アメリカ なにをこしやくな、なまづぼうず、てまえたちのしるところでねへ、おらが国ハおじひな国で、しよく人でも、かりうどでも、なんでもじひをするものハ、けふまで存山をはたらひても、あすハ見だされ、王となる、それゆへ、諸々の国々からしたつてくるので、がつしゆこくといふ国だア、ところが、こまつた事ニハ、人がふへても、くふものがねへから、日本へ、米や、大こん、にハとりをもらひに来ても、くれやふがすけねへ、それゆへ、たびたびうるさくやつてくるハへ なまづ だまれペロリ、なんぼうぬが口がしこく、じひの国だといつたとて、くらいものがなけれバ、びんぼうこくにちがひねへ、あめりかに、神や仏があるならバ、五こくもたくさんできそふなもの、ねへとぬかすうへからハ、まいにちまいにちのくひものを、海ぞくなして、とつたにちがハぬ、これをおもへバ、わが国の神々さまがあつまつて、しなどの風をふきおこし、うぬらがふねをはじめ、おろしやを、うミへしづめしも、たしか去年の十一月、神ハひれいをうけたまハず、たハことつくな、きくミミハ、もたねへ、もたねへ アメリカ おかしくも、道をこしらへていふなまづ、おのれ、平日人間ニ、ひようたんでおさへられながら、去ねん霜月四日のひ、下田ぬまづをうごかして、われわれを、おひかへさんとす、されどもうごかぬ、あめりかだましゐ なまづ ヱヱ、やかましい、毛とうじん、たちさらずバ、どろのなかへ、うづめてくれん 左官 アア、両方ともに、しづまれ、しづまれ、とふからんものハ、ひびきのおとニも、おききなせへ、ちかくハよつて、めにもミますの古蔵のやぶれ、すミからすミまで、あらうちを、たのむたのむとたのまれて、おちたるかべものしつける、小手のきいたる江戸ツ子と、ミなさん方のおほめにあづかるも、こんどのじしんのさハぎから、これをおもへバありがてへ、まづまづまづ、御両所とも、いざこざなしに、くびつひき、アア、見たくでもねへ、およしなせへ + 安政地震の後、儲けたのは大工・左官だと言われている。 ■
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by bgst
| 2011-03-18 14:12
心配されていた大規模停電は起きなかった。電力消費ピーク時の18:00-19:00 に消費電力が供給電力を下回ったため回避された。でも、明日以降、大規模停電が起きないという保証はない。引き続き節電が要請されている。今後すぐに大きな余震が起きる確率は先週の70%から40%に減っているが、自然相手だからまた大きな地震がないとも限らない。当分は節電に慣れた方がいいだろう。
余震といえば、東京はここ数日余震やら別の地域が震源の地震(これも東北関東大地震関連なのかもしれない)が続いている。この記事を書いている間にも二回ほどあった。昼間にも数度あった。3/11 に起きた強烈な余震とは違うが、体感できる震度 3-4 レベルのものだ。東京湾、千葉沖、静岡、長野北部、茨城沖、三陸沖、その他関東圏などあらゆるところが震源になっている。東北関東大地震は北アメリカ・プレートの日本列島下への潜り込みに起因するものだったが、それがきっかけでユーラシア・プレートやフィリピン海プレートも「少し震えて」いるのかも知れない。 江戸時代には電気を使った日常生活はなかったから、大地震による停電もなかった。地震がプレートやら活断層によるという科学的知見もなく、巨大鯰が暴れているなどという想像も可能になった。「普通に」暗い夜、寝床の中で、地震が起きるたびに鯰が頭に浮かぶのが、「普通の」庶民の図であったのだろうか。今から思えば滑稽だ。でも、今から100年後、「プレートだ、活断層だ」といっていた時代を未来の子供が笑い飛ばす時がやってっこないとは断言できない。所詮、われわれは「いつの時代も」不十分な科学的知識しか持ち得ないのだ。 それが人間の限界であり、またそれ故、人間は面白い。 ■
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by bgst
| 2011-03-17 22:15
計画停電ができず急な停電が起きる可能性があるということで、今、節電が呼びかかけられている。これに従い、ここで PC の電源を落とすことにする。
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by bgst
| 2011-03-17 18:59
Blog を再開する。
現在住んでいる東京、そして日本は今まさに「普通でない普段」を経験している。東北・関東大震災とそれを引き金とした福島原子力発電所の大事故が普段の生活を普通でなくしつつある。 震災被災者にとっては毎日が非日常の極地だ。原発事故により避難を余儀なくされた方々にとっても、全く普通でない生活になってしまった。そして、東京でも計画停電、生活品の買だめなど、一週間前までは想像しえなかったことが起きている。 原発事故の改善がみられない。日本政府や東電が正確な情報を公開していないのではないか。そういう思いが充満している。外国政府・大使館が日本在住の自国民に向けて「脱出」を促す情報を流し出した。実際、「脱出」は震災直後から始まっている。 しかしここで、敢えて東京に落ち着いて「普通でない普段」をつぶさに見ようと思う。どこまでの「危険」(それが本当にあるのかどうかも不明だが)に堪えうるのか、「危険」の度合いを肌身でチェックする。もっとも、だからといって無謀になるつもりはない。 「普通でない普段」をできるだけ普通にすごしてみようではないか。 ■
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by bgst
| 2011-03-17 18:34
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