As Usual
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近くの商店街を見ていると、産業の移り変わりがわかる。過去10-15年ぐらいのスパンで見ても、かなりの変化だ。
コンビニが進出し、数も増えた。代わりに酒屋専門店が減った。電器店も数が減り、残っているところも設備工事関連のものが多い。いわゆる家庭電器は大型店も含めてかなり少なくなった。個人経営の飲食店が減ったが、チェーン系が増えた。八百屋や魚屋も個人経営の専門店はどんどん閉店し、客は中型・大型のスーパーに向かう。一店だけあった小鳥中心のペットショップは閉店、代わって中型の犬中心のペットショップができている。昔はなかった電話(携帯)専門店がかなり増え、NTTの分社は建物だけが残っている。薬屋はドラッグストアとして多商品を扱う大型化したものが増えた。文房具店も小さな個人商店は消え、中規模以上のものになっている。 やはり大型店化・大量仕入れ・大量販売、チェーン・系列化がトレンドであり、小資本・個人経営型は分が悪い。どこに行っても同じロゴと外観・インテリアスタイルの店が目につくのも当然だ。これがもっと進むと相当面白みに欠けた商店街の風景になるのだろう。 消費者が選んだ経済性が消費者自身を取り巻く商業環境を単純化・平坦化している。消費者に供給側が「選ばせた」ともいえるが、積極的な抵抗はしなかったわけだから、自業自得だ。 「安くて、早くて、便利」の行き着く先に不安を覚える。
by bgst
| 2006-04-07 19:19
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