As Usual
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以前、O氏/I氏から聞いて知っていた "Peace"という名のカフェに行ってきた。面白そうなのでネットで下調べして場所とか電話番号とか確認し、休みの日に(本当は休みとは知らずに行って)実際にその場所に行ってくるなど普通以上に「予習」して出かけた。朝日新聞の2004年10/5 の「東京」コーナー記事にもなっているが、これも切り抜いた。多摩川の東京都側河川敷に仮設風に作られている、趣のあるカフェだ。場所柄、トイレがないのが玉に瑕だが、それも趣に一役かっている。
どうして、都か区かが管理している河川敷で営業できているのか不明だが(当然、営業許可や保健所の許可はとっているはず)、仮設の感じが場所にフィットして、普通の川べりに非日常のウインドウが開かれている。目の前の川の流れ、さえぎる物がない広い空間、川に沿って漂う心地よい涼風がカフェのバックドロップとなって、時間の感覚を緩やかに忘れさせていく。普通でない普段がある。 でも、少し考えて気が付いた。この日本の非日常は以前どこかで見た光景とダブっている。中欧や東欧を流れるドナウ川の川べりのカフェかも知れない。あまり洗練され過ぎない、ある程度の脱力を伴う場所の魅力が共通している。特段の観光地でもなく、むしろ近所の住人が散歩がてらにやって来そうなカフェの日常の中に「外部の者としての自分」が置かれる感じがする。向こう側の普段とこちら側の普通でない普段が出会うのだ。 Peace は何もない平常にではなく、多くの意識の動きをうまく整えるそういう場所に宿るのかも知れない。
by bgst
| 2005-06-13 23:03
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