As Usual
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簡単だ。
寝なければ頭は回転しない。悪くすると病気になる。 十分な時間寝るためにはそれなりの戦略が必要だ。 別に大袈裟に言っているのではない。寝るのだというはっきりした意志がないと達成できなくなる。特に、仕事でしばしば残業したり、場合によっては徹夜したりする人は要注意だ。サラリーマンで遠距離から通勤している人は更にしっかりしなければならない。 優先順位を考える。仕事が上か健康が上か。単純にいえば健康が大事に決まっている。重病に陥ったり、死んでしまっては仕事ができない。問題は、「少し病気になっても、少し不健康になっても仕事が大事か」という曖昧領域に思考が留まっているときだ。「留まっている」というのは、「それぐらいならちょっと無理してもいいかな」という妥協の思いがあることをいう。「ここでちょっと無理しないと仕事が完成しない」とか、「頑張って認められないと昇進しない」とか、「今やらないと仕事仲間やお客さんに迷惑がかかる」とかいろいろ理由はあろう。妥協を正当化するためにありとあらゆる理由を総動員するわけだ。 よって、こういう状態に入らないように予防策を講じることが重要だ。普段から、早め早めに仕事を片付ける。仕事仲間や上司が時間にルーズであったり、仕事のスピードが遅い場合は、それを読み込んでスケジュールを立てる。それでも、時間に追い立てられる場合は、全体のマネジメントに問題があることが多いので、そのマネジメントの責任者と事前に掛け合って、残業や徹夜にならないよう徹底的に話をしておく。それでも改善がない、或いはマネジメントの質が悪くて恒常的に残業や徹夜がある場合、或いは単純にそういう類の話には耳を傾けない上司や仕事仲間に囲まれている場合には、さっさと職場を変えなければならない。 ただ、こういう場合、企業内環境とか会社風土とかの問題で、簡単に職場を変えられないということも多いだろう。でも、ひるんではいけない。周りの人は誰も悪くなくて、自分だけ仕事の処理が遅い場合を除いて、そういう職場とは決別する。さもなくば、自分の質が落ちるのだ。残業や徹夜を日常的に続けていて精神的・肉体的に向上していけるサラリーマンなど夢の存在だ。身体への負担がすぐに出ないとしても、10年後に影響が出るかもしれない。そんなことは今の科学ではまだわからないのだ。短期の利で長期の健康を失うリスクは十分ある。 自分が好きなことを仕事にしている会社のオーナーや自営、自分の手だけで稼いでいる人の場合は、ある程度の睡眠不足や肉体疲労は「好き」のエネルギーでカヴァーできるが、それでも結局のところ、仕事はうまくいったが病気になったというのでは笑えない。「オレは毎日 3-4 時間の睡眠で平気だ」とうそぶく人にはそう言わせておけばよい。毎日 7-8 時間は熟睡しないと駄目な人は、進んでそれができるようにしなければならない。自分の健康(精神の安定)は自分で守るのだ。誰も体を張って守ってくれない。 予防をしつつ覚悟もする。仕事仲間との軋轢、上司との対立、職場の変更もしくは転職といった「普通」では経験したくない状況を想定しておく。これらの覚悟がないのは、武器を持たずに戦うようなものだ。すべて穏便に平和に片付けようとして、結局自分が戦死してしまってはどうしようもない(それでもいいという人にはこういう戦略は最初から必要ない)。 「普段」を「普通」でなくしてもいいと思うのが重要戦略だ。過去の歴史を見れば明らかなように、ある時代の「普通」は次の時代の「非常識」という場合が多い。「普通」と戦って前へ進む、そういう個々人の行いの積み重ねがあって次の時代の「普通」が形作られていくのだ。
by bgst
| 2006-04-13 00:42
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