As Usual
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これだけキャラだらけの国も珍しい。何といっても行政府の出先である交番にまで得体の知れない動物らしきキャラ「ピーポくん」が付いている。都バスにも「みんくる」がある。名前はあるのだろうが、知らないキャラがゴマンとある。
キャラがなかった頃はマークとかサインがついていた。とにかく、名前だけでは満足しない。何かの形になったシンボルが求められる。別の言い方をすれば、抽象度の高いものに耐えられない。キャラが以前より増えて、マークやサインにとって変わってきていることから考えて、耐性はさらに低下している。 抽象に耐えられないとどうなるか。考える力が落ちてくる。具象が示すダイレクトな親近感や見せかけに取り込まれやすくなる。つまり、思考する前に対象とするものに承認を与えてしまう。母親とまったく同じ顔をした悪人がいたとする。その人が金を貸せという。よく考えないで、母親かどうかの真偽を確かめる前に金を渡してしまう。そういうことだ。神の性格をもった人がいて、命をよこせという。神の言うことだから間違いはないと思い、犠牲となる。第二次大戦で日本人はそう思わされた。 いたずらにキャラを非難するつもりはない。大部分は無邪気なものだ。ただ、キャラに対する日本人の無条件の親和性には注意を喚起したい。
by bgst
| 2005-07-25 16:17
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