As Usual
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梅雨のさ中、比較的湿度が低い日が続いている。大変ありがたい。
十代の頃から暑さと湿気は大の苦手だ。夏になるとできるだけ涼しいところを選ぶ。休みの日は高原を、旅行であれば北海道とかヨーロッパを目指した。大学生以降、ミュージシャン活動をしていた頃はもっぱら冷房が効いたスタジオや家の中で曲を作ったり演奏していた。音楽をやりながら過ごしたサラリーマン時代初期は、できるだけスーツやネクタイは避けていたが(当時はまだ世の中ではノーネクタイは普通ではなかったが、もともとそういう「習わし」には抵抗する方だったから)、80年代以降に入ってからは職場での服装が自由化したため何の問題もなくなった。ただ、外部での会議や会社がらみの社交儀礼上どうしてもスーツにネクタイという場面も多かった。そういう時は、着替えを持ち歩き、会議、パーティー、イヴェントなどの前後に着替えていたものだ。以前、このBlog にも書いたが、夏の公用時の服装は浴衣のような和服にするのが日本の気候上は相応しいと思う。洋服は湿度の低いヨーロッパで発達したものだ。 最近の官公庁・ビジネス界はクールビズとかいってノーネクタイでやっている。そういう傾向は一般論としてはいいと思うが、皆似たような服装で気持ちが悪い。もっともクールビズも「お上主導型」の典型のような形で始まったから、個人が好きにいろいろな服を着るという「道筋」も、まずはお偉い人が言わないと始まらないのだろう。 もちろん、上からの指令なりお達しのようなものがないと一般に広まらないというのはこれに限ったことではない。むしろ、よく起こる。日本のお家芸といっても過言ではない。 湿気の話がお家芸の話になってしまった。でも、こうとりとめもなく書くのもいいかもしれない。 そう思った途端、またしても思い出した。最近の憲法についての政府の動きだ。「憲法の解釈」云々、情緒先行型の一人芝居に日本全体が巻き込まれている。今回は日本のお家芸は歓迎しない。梅雨の合間の晴れ間の如く、カラッときれいに幕切れとあいなるべし。
by bgst
| 2014-06-16 08:15
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