As Usual
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いじるのにいじらない。
これが要諦だと言えば不思議な感じがする。ところが、人間が介在するところ、このルールは効果を発揮する。 芸術ではわかりやすい。曲作りの最中、いじくりまわしているとろくなものはできない。ある時、サッと降ってきたアイデアを少しだけ試して曲にしたりするといいものが生まれる。絵でもそうだろう。塗っては塗って、重ねて曲げてという手法はあるにはあるが、世界的に頭抜けて評価されるのはシンプルな形で出来上がったものだ。 料理もそうだ。手でいじくりまわしたものにおいしいものはない。できるだけ触るようで触らない形にもっていく。それが自然においしいものを出す鉄則だ。作り置きでおいしくなるものもなきにしはあらずだが、フレッシュな素材を変にこねくりまわさずに料理するのが一番だ。 さて科学ではどうだろう。個人的に関わったことがないから断定的には言えない。じっくり地道に長い年月をかけて研究して成功に至るということはあろう。データの集積、仮説の検討、検証、理論構築など時間はかかるかもしれない。それでも、ちょっとしたひらめきがシンプルなユニヴァーサル理論を導き出すことは多いのではないか。 文章を書くのも、いじくりまわすとダメになる。できれば、考え過ぎず、手が動くままに、頭が考えるままに、すらすらと書いた方がいい。少なくとも経験的にはそうだ。細部も含め、構成やら具体例やらいろいろ工夫して頓着すると、読みにくくてつまらないものになりやすい。 なぜか。 脳が余計な手出しをするからだ。必要以上に絡んでくる。ああでもないこうでもないとチョッカイを入れる。それに素直に従っていると、迷いだす。迷うと頭でっかちな方向に進む。そうなると行き詰まる。 あっという間にやってしまうことだ。
by bgst
| 2012-06-28 20:01
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