As Usual
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夏にはあまり見かけなかったヒヨドリが庭先に来ている。鋭く短い鳴き声が特徴的なのですぐわかる。餌が少なくなってくるとやってくる。庭木の実がなる秋は鳥を眺めるのにいい季節だ。
それにしても鳥の羽の色合いは絶妙だ。自然のなせる業としか表現のしようがない。少しづつ変化する色の連続が模様を形作る。遠くから見ると一色のように見える部分でも、よく見れば微妙なグラデーションが施されている。あたりまえだが、頭のてっぺんから尾の先までまったく手抜きがない。人間では到底完成させることが無理な配色とデザインがある上に、羽という素材がみせる柔らかさや、羽と羽の重なり合いが作り出す細かな立体感がある。さらに、羽をまとった体や翼がいつも動いていて、一瞬たりとも同じ様子を見せない。 鳥に比べると、どうも人間は見かけ上のヴァリエーションに乏しい(下注)。人種によって肌や目や髪の毛の色が違ったり、顔が異なったりするが、全身を見ればそんなに変化はない。縞々模様の肌の人、顔に何色もの肌色がある人とかもいない。そのせいかどうかわからないが、いろいろ考えて、身なりでヴァリエーションをつけようとし、頭の中身の違いに注目する。鳥は一部の特殊な種類を除けば、体だけの一発勝負、人は裸体だけで勝負できるのはごく一部の人で、大部分の人は頭の中身で勝負するか、頭を使って考えて見かけ(服装、髪型、化粧、アクセサリー、その他)や行動を工夫するか、その両方のミックスで勝負する。やはり、人間は頭脳動物なのだ。脳で個体の差異を演出する。 ということは、脳を個人別に徹底的に調べていくと、多くの違いが見つかるのではないだろうか。脳の研究はまだまだこれからだし、個人別に調査するのは倫理的問題も孕んでいるので簡単ではないだろうが、興味のあるところだ。 人間という種において、ヴァリエーションは頭脳の中に物理的・生理的・化学的な現象として収束しているのだろうか。 注:鳥は「鳥綱」の次に「目(もく)」がある。スズメ目、キツツキ目、インコ目など、新分類上いろいろある。一方、人は哺乳綱 ・サル目(霊長目)・真猿亜目・狭鼻下目 ・ヒト上科のその次のヒト科の中にある「ヒト亜科のヒト属の中のホモ・サピエンス」という位置づけだ。よって、鳥と人は比較すると当然大きく異なる。科学的には比較してはならないともいえる。
by bgst
| 2005-10-25 11:08
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