As Usual
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日本は自然災害が多い国だといわれる。有史以来、地震、台風、噴火が三大要因だ。災害の規模は縮小されてきているが、完璧に防ぐ手立てはない。人間が自然の力をコントロールすることはできないのだ。
これは素晴らしい。未来永劫、自然は人間に対して自然の前での無力感を与えるべきだ。自然をコントロールできるようになってしまったら、それを戦争に応用したり、政治・経済活動に利用したりと大変なことになる。精神的にも緊張感があった方がいい。人間を超えるものの存在は人間が尊大になるのを防ぐ。だいたい、日本人の美徳といわれる謙虚さは地震、台風、噴火が多い地域性に基づいているのではないか。 べつに、災害がどんどん起きればいいという不謹慎なことを言っているのではない。災害は人間の文明レベル内での規定であって、自然にとっては災害というものは存在しない。地震、台風、噴火が意識をもって人間を攻めるなどという発想は、神を想定していた時代で終わりを告げた。自然を科学的に分析する時代になったからこそ、人間の文明レベル内だけの発想はやめ、広く自然全般の中で自然の力と人間の関係を問い直す必要がある。 富士山が噴火したほうがいいと言うと、誤解を招くかも知れないが、いろいろな意味で「締めなおした」方が長期的には日本の精神にいいと思う。
by bgst
| 2005-07-07 10:57
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